【映画】スローイング・ダウン ファストファッションが問う現代モノづくりの問題点。

先日、スローイング・ダウン・ファストファッション(Slowing Down Fast Fashion)という映画を見る機会がありました。

このスローイング・ダウン・ファストファッションという映画は、ミュージシャンのAlex Jamesがファストファッションモノづくりに対しての問題点に焦点をあてたドキュメンタリー映画です。

64分という短い映画ですが、わかりやすく構成されており「環境問題について」「モノづくりについて」「アパレル業界について」など知りたいという方は、興味を持ってみることができる映画です。

ですが、キャンペーン・フォー・ウールとの協力によって製作されているため少しウールのPRになっている部分や、業界に対してのネガティブな部分を多くフォーカスしているのは残念な部分です。

 

そして、映画全体の中で一番興味深かった部分は「業界内に新たに必要なのは透明性」という言葉です。

 

スローイング・ダウン・ファストファッションの映画の中には崩壊した縫製工場「ラナプラザ」も登場します。

ラナプラザとは、2013年4月バングラデシュの8階建ての商業ビルで、マンゴー、ベネトン、プライマークなどファストファッションなどの5つの縫製工場が入ったビルで、安全基準を満たさない違法建築の中で、工場経営者が当局からの忠告を無視して続けた結果1,000人以上の人が命を落とした記憶に新しい事故です。

このように近年、業界では賃金の安い国でモノづくりするのが当たり前のように変わってゆき、中国の人件費があがると、バングラデシュ・ベトナム・ミャンマーなどに生産を変えてゆき、日本でも国内生産率は現在3%ほどです。

ファッション産業のグローバル化により、アメリカでも国内生産は90年代50%から現在は2%へと変わりました。

 

話しを戻しますが、このように業界内での作り手の扱いというのがアンフェアは世界中で起こっており、透明性と言うものがぼやけつつあります。

 

【アパレル】縫製工場の悲惨な現状と展望。でも作り手に関して書きましたが、売り手だけでなく作り手の存在意義を再確認する必要があります。

 

映画の中でもありましたが、「食料品のように生産者の顔や生産法を表記すべき」というように、生産者・生産地・製造工程などに価値を築いていき、生産者をもっと大切にすることが業界の課題でもあるように感じました。

気になる方は、スローイング・ダウン ファストファッションぜひ見てみて下さい。