イケアが送料値下げ。背景に見えるニトリの存在。

12月12日のWWDに、イケアが小物商品のEC配送料を大幅値下げという記事がでていました。

内容は、

イケア・ジャパン(以下、イケア)が12月11日、小物配送サービスを開始した。生活雑貨など、規定のサイズ(50 × 50 × 60cm)内の商品に限って、配送料を引き下げる。対象エリアは店舗からの配送が可能な範囲のみ。 料金は店舗近隣エリアが900円、その他のエリアが1290円、沖縄が3000円。 イケアは今年4月に国内ECをスタート。店舗在庫を活用したECで、これまでの配送料金は購入点数・距離にかかわらず一律3990円だった。

という内容です。

上陸して、11年ほど経ちましたが、ここ数年日本のマーケットに苦戦しているのが伺えます。

特にイケアにとって、ニトリの存在はかなり手ごわい相手のようですね。

ニトリといえば今年3月に、約300商品の販売価格を最大で約3割値下げしており、その後イケアも全商品(約9500)の約9%の値下げを開始。かなり意識をした値下げなのが伺えますね。

先日も記事にした・無印良品、値下げを宣言。値下げの狙いとは?、でも紹介したように、今年に入ってから家具などの量販店が、各社値下げに踏み切り激化しています。

この送料の値下げでイケアはニトリとの差が縮める事ができるのか?もしくは、イケアが突っ走るのか?

イケアは2016年度の売上高は767億円で、同社が2020年までの目標に掲げる「1500億円」には程遠く、今回の値下げで消費者をつなぎとめるきっかけになるのでしょうか。

一方の、ニトリは右肩上がりで業績を伸ばしています。

2013年2月期 2014年2月期 2015年2月期 2016年2月期 2017年2月期
売上高 348,789 387,605 417,285 458,140 512,958
売上原価 156,172 185,948 198,947 214,597 234,684
売上総利益 192,616 201,656 218,337 243,543 278,274
販売費及び
一般管理費
131,066 138,583 152,029 170,503 192,497
営業利益 61,550 63,073 66,307 73,039 85,776

参照:ニトリホールディングスHPより

 

両者の大きな違いといえば、ニトリが消費者に足を運んでもらいすい中心部などの出店を加速しているのに対し、イケアは郊外型の出店をつらぬいています。

イケア側にとっては、どうやってお客に足を運んでもらうのかが大きな課題です。

グループ全体では成長が続くイケアですが、「お値段以上の手強さ、日本の巨人ニトリ」とどう戦っていくのか?この送料値下げでECから客を取り込むことが出来るのか?

個人的にはこの価格を下げれば客が増える。という思考停止はあまり好きではないのですが、来年2018年にどういった戦いになって来るのか見ものですね。