ニューヨークユニクロがリニューアルオープン。米ユニクロの苦悩と背景。

9月2日にNew Yorkユニクロのソーホー店が開店10周年を迎え、2日にリニューアルオープンし早速、視察に行ってきました。

日本の「クールさ」をニューヨーク市の真ん中で見せ- "A New Tokyo in Soho"といううたい文句でREBRANDINGをしています。

日本人気にあやかって「東京風」の着こなしを提案し、日本のブランドとしての認知度を上げるため、東京で流行しているスタイル紹介、ファッション誌などの紹介にも力を入れ、赤字が続く米国事業の収益改善につなげるのが目的のようです。

(1階の入口すぐのリニューアル後、メンズの売り場)

ソーホー店は女性客が男性客より少ない事情もあり、そのため、メンズを2階から地下に移動し、女性向けの売り場面積を広げ、2階にウィメンズとキッズを置いて、より明るい環境で女性客が買い物できるようにし、女性客の取り込みを目指す狙いがあるようです。

同社は米国で40店舗以上を運営していますが、米国事業は赤字が続いており、米国法人の滝寛志最高経営責任者(CEO)は「新店舗の売上高を4~5割引き上げて、早期に黒字化を達成したい」と掲載されていました。

改装中に、私も何度かお店の前を通りましたが、買い物に来て改装中ということを知り残念そうに帰っていく人を多く見かけました。
ここソーホー店の普段の買い物客の流れを見る限り、やはりアジア人が多く、このSOHO地区は、高級ブランド店が立ち並ぶファッションの街ですが一方で、H&M、ZARA、FOREVER21、TOPSHOP、Old Navyなどが軒をつらねるファストファッション激戦区でもあります。その為、欧米で圧倒的知名度のあるGAP、Old Navyで買い物をすませてしまう方も多く、アジア人以外での顧客確保に課題が残ります。

2006年秋にここニューヨークのソーホー地区に初のグローバル旗艦店
(ビジュアルマーチャンダイジング (VMD)・サービスなどを意識した、世界的情報発信の拠点となる大型店)をオープンして以来、ロンドン、パリ、上海と次々と世界にグローバル旗艦店を出店し、いわばここソーホー店がユニクロが世界に殴り込みをかける出発点ともいえます。

苦戦が続くユニクロの北米事業。その背景にはさらに米国での日本のブランドとしての認知度をあげることが1つの鍵なのかもしれません。
今後ユニクロが米国マーケットとどう向き合っていくか注目したいと思います。

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